目次
人時生産高・人時生産粗利を「WEBで見える化」し、改善につなげる仕組み
人時生産性として管理する指標の考え方

人時生産性とは
1人が1時間働いて、どれだけ売上・利益を生み出しているかを示す指標です。
食品現場では、
- 人手不足
- 原価・人件費の上昇
という環境の中で、時間あたりの付加価値を高めることが利益向上の鍵になります。
管理する2つの指標
① 人時生産高(売上)
人時生産高 = 売上高 ÷ 延べ労働時間
指標としての意味
- 現場の稼働効率・回転率を可視化
- 売場力・製造能力・オペレーション速度を把握
- 「忙しい=売上が出ているか」を客観的に判断
② 人時生産粗利(粗利)
人時生産粗利 = 粗利益 ÷ 延べ労働時間
指標としての意味
- 人件費に対して、どれだけ利益を生んでいるかを把握
- 値引き・廃棄・原価上昇の影響を反映
- 経営視点で最も重要な指標
なぜ「両方」人時生産高(売上)と人時生産粗利(粗利)を管理するのか
| 視点 | 人時生産高 | 人時生産粗利 |
| 現場効率 | ◎ | ○ |
| 利益判断 | △ | ◎ |
| 改善のヒント | ○ | ◎ |
| 単価・原価影響 | 見えにくい | 見える |
- 売上は伸びているが、利益が出ていない
- 売上は横ばいだが、利益は改善している
といった違いを判断するために、セット管理が必須です。
WEBシステムで集計・確認するメリット

WEBシステム集計の強み
1.自動集計・即時確認
- 売上・粗利・労働時間を自動連携
- 現場・管理者が同じ数字を見る
2.日別・月別で推移が見える
- 感覚ではなく、数字で現場を評価
3.前年比較が容易
- 改善・悪化の要因を早期発見
4.店舗・部門・時間帯別分析が可能
- 改善ポイントをピンポイントで特定
一覧表での確認イメージ(例)
| 項目 | 当月実績 | 前年同月 | 前年比 |
| 人時生産高 | 4,500円 | 4,200円 | 107% |
| 人時生産粗利 | 1,300円 | 1,150円 | 113% |
人時生産高は前年比超え
人時生産粗利はさらに改善
→ 単価・原価・ロス改善が効いていると判断
数字をどう活用し、改善につなげるか
① 現状(見える化)
- 人時生産高/粗利の前年差・前年差率を見る
② 要因分析(なぜ?)
| 数字の変化 | 考えられる要因 |
| 売上↑ 粗利↓ | 値引き増、原価上昇、廃棄増 |
| 売上↓ 粗利↑ | 高粗利商品の強化、作業効率改善 |
| 両方↓ | 人員過多、段取り悪化、需要減 |
③ 改善施策に落とす
食品現場での代表例
- 人員配置・シフトの見直し
- 製造量の適正化(廃棄削減)
- 高粗利商品の比率アップ
- 作業手順の標準化・ムダ取り
- ピーク時間帯への人員集中
まとめ(考え方の軸)
1.人時生産性は
「売上(人時生産高)」と「利益(人時生産粗利)」の両輪
2.WEBシステムで集計することで
感覚管理 → 数字管理へ移行
3.前年比・目標比較により
改善のスピードと精度が向上
4.数字 → 要因 → 行動 → 検証
のサイクルを回すことが、食品現場の利益向上につながる
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